最後の恋の備忘録

不倫なんて最低!と思っていた私が…。
彼がくれた言葉。優しさ。気持ち。忘れたくない。。。
秘密の恋の備忘録です。

彼からの返事

彼からの返事


●「ふられたのに、やっぱり別れたくないと言われても…今は気持ちが…心が……

連絡するから待っていて

あいしてるから」


返事が来た事は嬉しかった。

でも、喜べる返事でもなかった

やっぱり彼の気持ちは私から離れていこうとしていた事には違いない

兎に角、一番にちゃんと謝りたくてアドレスを教えてほしかった


◯「伝えたい気持ちがあるの

話しを聞いてほしいの

お願い、アドレス教えてください」


でも、その返事はなかった


きっと同じ事(「アドレス教えてください」)を何度送っても返事は来ないだろうな………彼はそういう人だ。


ただ待つしかない。


一日一日が長かった


やっぱり前のようには愛してもらえないのだろう……


そんな不安で押しつぶされそうになる時もあったけど、「待っていて、あいしてる…」の言葉を信じて待つことしかできなかった。


「待っていて」……から連絡が無いまま一週間以上たったある日

私は仕事終わりの車の中で、苦しくなって

「連絡がくる!絶対に来る!」

と大きな声で叫んだ

自分の中でいっぱいいっぱいだった


その次の日にメールがきた

見たことないアドレスだったけれど娘ちゃんの名前を文字って作られたアドレスだったのですぐに彼からのメールだとわかった


●モモ あいしてるからね 安心してね


今まで張り詰めていた気持ちがとけた瞬間だった


◯こうくん、ごめんなさい

ありがとう 本当にありがとう

あいしてる




もうすぐやっと会えます

ほぼ2ヶ月ぶりです


メールでは謝ったけど

顔見てちゃんと謝りたい


早く会いたい

覚悟のショートメール

続きです。


気持ちがぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃで

彼へ伝えたい気持ちを伝えられないままという状況が本当に苦しかった。

彼へ伝えたい気持ちを全部どこかに吐き出したくて、届かないアドレスの彼宛てにメールを書いた

お別れするにしてもしないにしても彼に今伝えたい気持ちが溢れてとまらなかった。

沢山のごめんなさいと

あいしてる

今までありがとうという感謝


沢山した約束を書いているときは、その時その時の思い出が鮮明に浮かんでしまって涙がとまらなかった


「あいしてる 今までありがとう」

は指が止まってなかなか打てなかった。


でも、それを書き終えた時、私にも覚悟ができた


返事がなければ私から二度と連絡しない。これで最後にしよう。

私は私で前を向いて進んでいこう

彼と別れる


それが私の覚悟


◇◇◇◇◇◇◇


そして彼にショートメールを書いた

ショートメールは短い文しか送れない。

短い文に、気持ちを込めて送った


◯「こうくん、ごめんなさい。別れたくない。あいしてる。もう遅いですか。

もし返事がなければそれが答えだね。その時は諦めます」


スマホを伏せた


続く。

彼の覚悟 私の覚悟 

続きです。


会えなくなって1ヶ月半以上過ぎましたが、今はメールで繋がっています。メールでやりとりできる事って当たり前じゃなかったんだなぁって思えた私は少し成長できたかな。



◆◆◆◆◆◆


彼がアドレスを変えてしまって

私は謝ることも

別れたくないと伝える事もできなくなってしまった


送信できないとわかっていても

彼への思いが込み上げるたびにスマホを握る私


どうしてアドレス変えちゃうの?

別れたくないって言ってくれないの?

私の事本当にあいしてたの?

絶対に離さないでって言ったら、うんて言ったのに、あれは嘘だったの?

もう……気持ちかわっちゃったんだ……

いつから変わってた?

あの日強く強くぎゅーって抱きしめてくれたこうくんは……もういないの?

もう私をあいしてくれてないこうくんなの?……

だったら……だったら……もういい

愛されてないならもういい……

ヤダ……よくない……全然よくない……

だって涙が止まらない


でも、もうどうすることもできない

彼のいない未来なんて想像できないのに

どうしてこうくんは連絡できないようにしちゃったの………

そっか、私のせいだ………


私が彼を裏切ったんだ

そんなつもりなかった、あのメールは送るつもりなんかなくて、ただ自分の気持ちを整理するためのモノだったと言った所でそんなの言い訳だ

彼はアレを読んで私の気持ちを受け入れたんだから

きっともう決意してしまったんだ

だからアドレス変えたんだ

もう私の事は忘れるんだ


色んな思いで頭がぐちゃぐちゃの時、ショートメールの存在を思いついた

もし、着信拒否されてなければつながれる

(電話は彼からと決まっているので、私から電話はできなかったけど、残ってるのは電話しかないと思っているときに電話番号で送れるショートメールに気がつきました!)


もし、着信拒否されていればと思うと怖くしょうがなかったけど、勇気を振り絞って


◯「こうくん」


と送ってみた。


届いた!


◯「私のアドレスも消してしまったの?伝えたい事があるの。アドレス教えてください」


返事なし


◯「私の事キライになったのかな

だからアドレスかえたのかな

私はあいしてる」


●「あいしているからアドレスかえたのです」


来た!!細い細い糸が見えた気がした

それに、あいしてるからって書いてある!

………まだ、その気持ちが少しでも残っているなら!!


◯「お願い、アドレス教えてください」


返事なし


細い光が見えた気がしたけど、幻だったのかな………


結局、その日に返事はなかった。


彼は私にもう連絡する気持ちはなく、アドレス変えたのは彼のただならぬ決意だと感じた。


胸が潰れそうに苦しかった。



彼の性格を考えるときっとこのまま待っていても彼から連絡がくることはもうないだろう

三年付き合っているからそういう事はわかる


私も覚悟しようと思った。

彼がもう私と連絡をとるつもりなく、

私と関わる事も二度とない覚悟でアドレスを変えた事実。

最悪、ショートメールでごめんなさいと伝える事はできても、ショートメールだけでは今の気持ちをちゃんと聞いてもらうこともできずに別れる事になるかもしれないということ。

それは自分のせいだということ。


それを受け止めて、もしこれで返事が無ければ私からも、もう二度と彼に連絡しないという覚悟で、ショートメールを彼に送ろうと決意した。



続く。